ディスカッションめも
ひとりごと

アクティブ・ラーニング

大学の授業はこういう授業

大学に入る時、こういう人になるぞとか、こういう職業に就くぞと思っている人はそれほど多くないと思いますが、大学では高校の時のように、こういう勉強をしなさいと言われるのではなく、自ら学びたいと思う事を学ぶ機会を与えてくれる場所と思っておく方がいいです。
受験勉強を頑張ってやっと入った大学、そこで、この先どういう風に勉強していくことが必要なのか、しっかり考えながら、大学とはどういう所なのかを掴むことが必要かなと感じます。

大学は教えてもらう人、教える人が集う共同体で、その中で新しい知見などが発見されることもある訳で、学生と教員が出会う場が授業です。
高校の時とは違う授業、システムとなるので、しっかり理解しておく方がいいでしょう。

講義科目とゼミという科目

高校は同じクラスの人が同じ授業を受けるというのが基本です。
授業が行われる場所もその内容も同じで、同じ教室内で生徒が先生から指導を受けます。大学は、受講する科目ごとに違う場所に移動する、A組とかB組といったクラスがないと考えておくとわかりやすいでしょう。

授業も高校のように30人、40人を対象に行う授業を講義といい、数名から20名くらい前の比較的少人数で双方向的に行う演習をゼミといいます。
大教室を利用し100人くらいの学生を対象に行う授業もありますし、中教室や小さい教室を利用して少人数で行う事も多いです。

少人数セミは現代、1年からある

昔は専門ゼミを行う学年が、3年、4年でしたが、最近は1年から少人数ゼミが利用されることが多くなっています。
1、2年次は語学、体育、情報科目、一般教養などを基本的に受講するのですが、一般教養科目の授業に教養ゼミとして、少人数制のゼミ教育を1年から行う所も多くなっているのです。

こうした教育ゼミとよばれる少人数ゼミでは、ディスカッションの仕方、プレゼンの作り方や方法、ノートの取り方、レポートや論文の書き方、提出う方法まで詳しく教えてくれます。
その後、実践的にディスカッションなどを行うゼミが置かれるという感じです。

アクティブ・ラーニングとは

最近大学で多く行われているのが、アクティブ・ラーニングというもので、これは講師による一方的な講義ではなく、ディスカッション、グループワークなどを積極的に取り入れ、体験、調査などを通じ、学生が自主的、能動的に授業を行う方式です。

1年、2年は教養科目を習い2年、若しくは3年になって専門基礎、3年、4年で専門科目に本格的取り組みを行うというものだった一般的な大学の授業が、企業や地域の抱える問題について、個人、チームで解決するために何ができるのかという取り組みを行うようになってきています。
医学部など医療関係への進路がある学部が、介護施設、薬局、病院等で実習を行うという事も、現場で持っている問題を理解し、授業に取り組むことでその問題を明確にするという目的があるからです。