成績発表がある
大学生の夏休みは長期間にわたるため、自分が学生であることを忘れてしまうことがよくあります。
前期にあった色々なことを思い出すこともなく、夏休みを満喫して過ごしていました。
しかし、9月になり、だんだん月末が近づいてくると憂鬱な気持ちになってしまいました。
その理由は、夏休み明けに大学の前期の成績発表が行われるからです。
期末テストで高得点を取ったという自身のある方にとって成績発表はたいしたことがないでしょう。
しかし、僕の場合はテスト期間になってから慌てて勉強をしだしたため、自分が果たして単位を取れているのかとても不安でした。
成績発表の結果によっては、後期に多めに授業を取らなければいけない可能性があります。
必修の科目を落としてしまうと、留年の危機に陥ってしまうかもしれません。
せっかくの楽しい夏休みの気分も、終わりに近づいてくると不安な気持ちでいっぱいになりました。
成績発表の結果に安堵
僕の大学では成績発表の日には大学に行かなければならず、成績が印刷された紙を先生からもらいます。
その後に、後期についての説明事項を聞くことになるのです。
当日はとてもドキドキしながら大学へと向かい、成績発表に対する期待と不安が入り混じった気持ちでした。
久しぶりに大学の友達と会ったのですが、みんな元気そうだったため良かったです。
みんなで成績についての話をして、ほとんどの人は不安そうでした。
そして、とうとう大学の前期の成績表が渡される時間となりました。
僕よりも先にもらった学生は喜びの表情を見せり、顔がひきつっている人もいました。
僕の番が来たので、急いで先生のところまで行って成績の書かれた紙をもらいました。
すぐにすべての成績を確認したのですが、幸い単位を落としているものはありませんでした。
とりあえず留年する可能性はなくなったため、安心してあらためて細かく成績をチェックしてみることにしました。
大体、テストで自身のあるものはやはり成績が良くて、あまり勉強していなかったものは成績が悪かったです。
中には単位を落としそうなギリギリの成績の教科もあったためヒヤっとしました。
もうすぐ始まる夏休み
その後は、友達と成績表を見せ合いながら色々な話をしました。
帰りには久しぶりにあったため、そのまま大学の友達と飲みに行きました。
前期の成績発表をもらって安心したのですが、これでとうとう夏休みが終わり後期が始まります。
これからはきちんと講義を受けて、常に予習や復習を欠かさずに行おうと思いました。
成績発表のたびに不安な気持ちになってしまうのはもう嫌だと思ったのです。
下宿先に帰った後も前期の成績をチェックして、色々なことを考えました。
とうとう新しい学期が始まることに期待とともに、不安な気持ちを抱えながらその日はそのまま寝ました。