自由さの多い一人旅
長い期間の一人旅ではなかったですが、今回、初の海外旅行を経験しました。
行く前は、行ってみたいところをどこにしようか、という時点でのスタートでしたが、大学なんかでどこがいいかを人に聞いてみたり、自分で調べたりするところから、だんだんと一人旅への自覚が出てきたと思います。
修学旅行、家族旅行、友達との卒業旅行とも違う一人旅で、結構いろんなことが学べました。
まず、どこへ行くか、もうここからですね。
これまでの旅行はすでに行き先が決まっていたり、皆と相談したりで、なんとなく、皆で相談する場合には、本当にどうしてもって意志がないと、ここへ行きたいと言い出せないところがありました。
これは自分に限ったことではなくて、一緒に行く仲間もそうだったと思います。
内心、ここどんなかな、とか、ここ寄りたいな、と思っても、他の人が「ここは行かなくてもいいんじゃない?」と言えば、つい頷いてしまうことが結構ありました。
それに特に不満もなかったし、皆で楽しく行くことが最優先事項だとわかっていてのことです。
でも今回は一人旅なんで、好きに決めていいんです。
逆にいえば、決めずに目的地へ行って、そこで歩きながら気の向いたところに行くっていうのが可能なんです。
決断力も必要
今回の一人旅で、あ、結構一人でも平気だし、楽しめるんだってことがわかりました。
ここの公園でちょっと一休みしてみようかな、とか、あのカフェ入ってみようかな、とか、あの寺院気になるとか、そういう自由さってこれまであまり味わってこなかったかもしれません。
ただ逆にいえば、全て自分で決めなくてはいけないんですよね。
これまでの旅行では、友達としゃべったりしながら気付いたら目的地に着いていたなんてよくあったことですけど、自分で調べて、地図を見たりして、とにかく自分が頼りです。
学んできた英語
あと、日本語が使えない国での意思疎通も結構大きいですね。
これまで学校なんかで英語を勉強したり、フランス語なんかもちょっとやったこともありましたけど、それが通じるかって確かめたこともなかったです。
昔外国人の先生が来る英語の授業は確かにあったんですけど、もう向こうは日本人の学生ってことを前提に話しかけてくるから、だいたい簡単な質問に限られていました。
まあ、あの授業っていうのも本格的に外国人と話せるようにするのが目的っていうよりは、外国人の先生の正しい英語の発音を直に聞いたり、英語で医師総通ができるんだってことを知るためだったんで、それでよかったっていうのはありますが。
使ったのは、というか、通じたのは英語のみでした。
急に話せるか心配だったんですけど、メニューを選んだりする時なんかに意外と中学校くらいで習った基本単語が役に立ちました。
全然発音もよくなかったんですが、それでも向こうの人もわかってくれて、「ありがとう」って感じでしたね。
そういうささやかな嬉しさとか、自分なりの自立も含めて、これまでとは価値観も変わってきて、いい経験になりました。
また行ってみたいですね。