ひとりごと

FIREにあこがれる

FIREについて

テレビや新聞などのニュースなどで話題になっているひとつに、「FIRE」があります。
これは「Financial Independence, Retire Early」の略称で、一度は耳にしたことがあるという人もいるのではないかと思います。
その他、「確かに聞いたことはあるけど、早期退職とどう違うの?」かと、疑問に感じている方もいるでしょう。

以前と比べて私たちのライフスタイルは多様化しており、それに伴ってライフスタイルはもちろん、働き方なども変わっています。
そんな時に注目され出したのが、今回のFIREというわけです。

これは、Financial「財政上・金融」、Independence「独立・自立」、Retire「退職・引退」、そしてEarly「早い・初期」などの意味があり、簡単にというと、経済的自立を実現させ、早期に職場を退職する生活スタイルのことです。
生活スタイルが多様化している現在、これからは自分の時間を趣味などに使うのもひとつの方法です。

FIREと早期退職の相違

FIREというと、どうしても早期退職をイメージしがちですが、それぞれに特徴があります。
FIREと早期退職、どちらも定年に関係なく早期に退職することは同じになりますが、リタイアするまでの過程、具体的には資産や老後資金の作り方などの考え方が異なります。

早期退職の場合、会社都合であれば退職金が割増しされることもありますが、退職した後は退職金と将来的に受け取れる公的年金や貯金などをもとに生活することになります。

その一方FIREは、経済的自立をするために貯蓄を積極的にしたり、退職した後は運用益を得たりなど、生活するために元本は減らさないようにするのが目的になっていますので、いつまで生きても問題を生じないように備えるのが特徴と言えるでしょう。

FIREのメリット

FIREにはいくつかメリットがあります。
FIREの実現のためには、若い時から準備する必要がありますので、例えば支出を極力削減したり、手元にある資金は積極的に貯蓄や投資に回したりする必要があります。

このように早くから資金管理をすることから、お金の管理能力が身につくでしょう。
これがFIREの大きなメリットと言えます。
さらに若い時期から金融資産が増えることで、将来の人生設計などをしっかり計画できるのもメリットと言えます。

FIREのデメリット

FIREは早く計画することで様々なメリットを得ることができますが、その反面、無理な節約によってストレスを抱えることもあれば、もっと貯蓄したいと思って、日頃の生活資金も投資に回すなど、現在の生活に大きな影響を与えることがあります。

FIREは若い時から資金作りを行うのが特徴ですが、若い時期というのは学業や旅行、さらに人脈作りなど、自己投資が将来の糧になることが多いです。
それを犠牲にしてしまう、FIREはそんなリスクを抱えているのです。