就職活動

新卒フリーランスって実際どうなの?

フリーランスの増加

昔はフリーランスというと不安定で避けるべきという意見が多かったです。
しかし近年では長引く不況や経済不安の影響もあり企業に勤めることだけが良いとはされない風潮があります。
そのため中には新卒でもフリーランスとして活動をする人も増えています。

とはいえ新卒というのは大学や大学院を卒業した時のみに与えられる資格なのでその時期に就活をしないのはもったいないという意見もいまだに強いです。
新卒でのフリーランスにはどのようなリスクがあるのでしょう。

新卒社員の考え方の変化

新卒の世代の仕事への考え方はここ数年で変わっています。
今は働くことへの目的として楽しく生活をしたいという気持ちが強いです。
あくまでも生計を立てるために必要なものであり自分の能力を試すためのものという意見は少なくなっています。

このような考え方も新卒でフリーランスを志望する人が増えている要因の一つです。
企業に就職をしてタテ社会で生活をするよりもマイペースに仕事をしたい自分のやりたい仕事を選択したいという気持ちもありフリーランスは人気があります。

フリーランスで成功するのは難しい

フリーランスは近年で増加しており人気です。
だからこそ厳しい状況が続いています。
社会から求められる人材でなければフリーランスとして生計を立てることはできません。

特にスキルが無いと仕事を受注されることは少ないです。
スキルの証明としてこれまでの経験はとても大切になってきます。
そのため新卒で社会経験がないフリーランスは避けられがちです。

もちろん新卒でもスキルの高い人はいます。
しかし明確に資格を所有していたり仕事の実績があったりというものがないとどうしてもキャリアとしては認められません。
新卒でフリーランスとなると今までの仕事の実績が少なくなるので不利になりやすいです。

また会社に所属していると自分の仕事の分野での人脈を作ることができます。
仕事の受注を受けるきっかけにもなります。
人脈が全くない状態では仕事が入ってこないことも多いです。

最後にフリーランスとして活動するためには金銭的な余裕も必要になってきます。
仕事が全くない状態では収入がなく支出ばかりがかさむことになるので精神的な余裕もなくなりがちです。
フリーランスとして活動する前にある程度の活動資金を用意しておくためにも一度就職をすることはメリットがあります。

もちろん、スキルや実績、人脈や金銭面といったものがきちんとクリアできていて新卒の段階からフリーランスとしても活躍できる状況が作れていれば新卒でフリーランスとして活動をしても問題はありません。
しかしこれだけの条件を新卒の段階でそろえられていることはとても珍しいため新卒でのフリーランスはあまり勧められない風潮があります。