ひとりごと

疲れを回復するための心得

そもそも疲れとは

学校での勉強や職場での仕事、彼や彼女、友達など、様々な人間関係で疲れを感じている方も多いのではないかと思います。
疲れによって疲労が蓄積していくと、それと並行して体調が悪化し、さらに思考能力の低下などの支障に繋がっていくこともあるのです。

このように様々なシーンで疲れを生じることがありますが、そもそも疲れとはどういう状態を言うのでしょうか。
疲れは疲労とも呼ばれることもありますが、日本疲労学会によると、疲労とは「過度の肉体的・精神的活動、あるいは疾病などによって生じた独特の不快感と休養の願望を伴った、身体の活動能力の減退状態のこと」と定義づけしています。

難しいように感じますが、つまり体がばてて、すぐにでも休みたいという思いがある状態のことです。
疲れの程度にもよりますが、その度合いが高いと心身に大きな負荷がかかってしまうので注意が必要です。
疲れというのは痛みや発熱と同じで、それ以上に大きな負荷がかかった状態が続いてしまうと、身体に何かしら害が及んでしまうことがあります。

疲れが発生するメカニズムとは

疲れはどのように出てくるのか、そのメカニズムが気になるところです。
前は明確には分かっていませんでしたが、近年の脳科学研究によって、徐々に疲れが発生するメカニズムが分かってきました。

ストレスなど、私たちの心身に大きな負荷がかかると、様々なことが起こります。
それが、「副交感神経機能の低下」、「酸化ストレスの増加」、「修復エネルギー生成能力の低下」、「サイトカインが原因の炎症と神経伝達機能の抑制」などです。

以上の反応が起きると、疲労という状態を起こってしまいます。
最近疲れを感じることが多くなったという人は、少し休養を取るのもいいでしょう。

疲労の種類

疲れや疲労は、大きく「末梢性疲労」と「中枢性疲労」に分類できます。
このうち末梢性疲労は体の疲れのことで、体を動かすことを続けていると筋肉にあるエネルギーが減って血流が悪くなり、神経から筋肉の神経伝達の遅れが多くなり、筋肉のパフォーマンスが低下していきます。

一方で中枢性疲労というのは脳の疲れのことで、脳や体の使用頻度と比例しないのが特徴で、どちらかというと心理的や精神的な疲れによるものが多いです。

疲労回復する方法とは

日頃から疲労を感じる人は、次の方法を試してみるといいでしょう。
まずは良質な睡眠で、良い睡眠は脳や身体を休ませてくれますので、日頃溜まった疲労が回復する可能性があります。

次はバランスの良い食生活で、3食ともバランスの良い食事を摂取することを心掛けてください。
その他、生活のリズムを整えることも大切です。
生活のリズムが乱れると、睡眠の質が低下したり食生活が乱れたりなど、様々な支障に繋がります。